おっさんエンジニア

警子ちゃん:鳴P、五感で知らせる神アラート

〜Slackに気づけないなら、鳴らせばいい〜

🔔 はじめに:アラートとは“物理”だった

サーバダウン、ジョブ失敗、ディスクフル──
そういった致命的なトラブルに、「Slackの通知」だけで対応できると思っているのか?

…できない。絶対に無理。

だから、我々には「鳴P(なるぴー)」がいた。

📢 警子ちゃんとは何か?

物理的な音と光でアラートを伝える装置
それが「警子ちゃん」である。

特徴はシンプルにして圧倒的:

  • ブザー:ビービーッ!という不安にさせる警告音
  • ランプ:点滅・回転で目にも警告
  • 連動:監視システムやスクリプトと簡単に連携

「止めない限り鳴り続ける」という執念が、Slackやメールとは一線を画す。

⚠️ Slackでは防げない「人間の怠惰」

  • 通知が多すぎて気づかない
  • モバイルのバイブが弱すぎる
  • 夜中にミュートして寝てしまう
  • 「既読スルー」で事故になる

でも鳴Pは違う。部屋中に響き渡る。
深夜でも、物理的に呼び起こす。

🔌 導入のしやすさと拡張性

GPIO連動、USB接続、さらにはHTTP API対応モデルまで。
bashやPythonスクリプトからでも簡単に制御でき、

「ログにERRORが出たら鳴らす」

といった設定も自在。今やIoTアラート装置としても再注目されている。

👴 現場の「鳴Pあるある」

  • 「鳴ったのに誰も止めない」→ 鳴りっぱなし
  • 「誤検知で鳴った」→ 恐怖のアラート無視文化へ
  • 「音が止まらない」→ コンセントを引っこ抜く
  • 「音が怖すぎて監視精度を上げた」

鳴Pは、人を育てるアラート装置だった。

🧠 なぜ今、再び導入するのか

クラウド・リモートワーク・通知地獄──
そんな現代にこそ、必要なのは 物理的な“緊急”のシグナル

Slackには気づかない。でも、鳴Pには気づく。
なぜなら、耳と目と心に響くから。

🎁 まとめ:アラートは「存在を知らせる」こと

通知を“見落とすな”ではなく、“絶対に気づく設計にする”。

それが本当の「監視」ではないか?

警子ちゃん(鳴P)は、今もそれを教えてくれている。

📝 次回予告

「OpenView:帝O、ネットワークを地図にした男たち」
SNMPトラップと戦い、ネットワークを可視化するマップ芸が現場を救った──
そんな“帝国の栄光”をたどる。

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